水ジャーナリスト
アクアスフィア・水教育研究所
水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所代表
1967年、群馬県生まれ。学習院大学卒業。出版社勤務を経て、水ジャーナリストとして独立。国内外の水問題やその解決事例を調査し、メディア等で発信している。
アクアスフィア・水教育研究所を設立。水と人の未来を語るWEBマガジン「aqua-sphere」にて水問題への対策や、持続可能なまちづくり、流域づくりのための情報を発信。また、国、自治体、学校、企業の水に関する活動の企画運営やサポートを行う。
現在、武蔵野大学非常勤講師、愛知県立大学非常勤講師、NPO法人ウォーターエイドジャパン理事、NPO法人地域水道支援センター理事、水循環基本法フォローアップ委員会委員。
講演会/トークショー/水の授業
バングラデシュでヒ素汚染された井戸水を飲む人々、エチオピアで5時間かけて毎日水を汲む女性と子供たち、トイレがないために学校に行けないインドの少女、チグリス、ユーフラテス河、メコン川など国際河川における国同士の水の緊張、水道民営化と再公営化をめぐる欧州の動き、融解し始めたアジアの給水塔ヒマラヤなどkかかい海外で見聞きしてきた話、国内の水道の持続性危機、頻発する災害や地震による断水、地下水の争奪戦や汚染など国内で取材してきた話など。
新しい目標は「持続可能」がテーマであり先進国、発展途上国が共有するもので、もちろん日本も対象になっている。私たちの社会もこの目標にそって「持続可能」にシフトしていく。SDGsで水といえば、「安全な水とトイレを世界中に」(目標6)だが、ほかの目標も水と関係している。ほかの目標と水との深い関係。そのほかの目標も水と関連している。それは水が私たちの生活に必要不可欠であることを示す。「貧困をなくす」(目標1)には水が必要だ。「飢餓をゼロに」(目標2)は水をどのように利用するかがカギを握っている。「すべての人に健康と福祉を」(目標3)に水は欠かせない。周囲に不衛生な水しかないと、水が媒介する病気にかかるリスクが高くなる。「質の高い教育をみんなに」(目標4)、「ジェンダー平等を実現しよう(目標5)も水と関係しているなど。水からSDGsを確認し、持続可能なまちや流域をつくろう。
あらゆる製品やサービスは水なしではつくれない。原材料をつくるときには、たくさんの水をつかう。あるいはユーザーが製品をつかったり廃棄するときに水をつかうこともある。国際的に見ると企業はサプライチェーン全体で「水リスク」を考えるようになっている。大量の水をつかったり、汚れた水を排出している企業は、環境に負荷を与えていると評判悪くなり、その地域から退場させられる可能性もある。投資家が「水リスク」を抱える企業は事業の永続性に欠けると判断し、投資を控えることもある。こうしたことから経営者は「水リスク」に頭を悩ませ、課題解決に向けた戦略を実行しはじめている。その方法とは?
歌手/ エッセイスト/...